Audiのモデル名~アルファベットに込められた意味~

みなさまこんにちは!

本日は、原点に立ち返ってAudiのモデル名についてのお話です 😀

 audi

A 

Audiのもっともベーシックなコアモデル

A4

Audiのモデル名はアルファベットと数字で構成されています。アルファベットは各モデルの特長を、数字はセグメント(クラスと大きさ)を表しています。
まずは、頭に「A」がつくモデルのご紹介です。
「A」はAudiのベーシックモデル。Audiの頭文字であるとともに、「ものごとの始まり」や「世界で最も魅力的なヨーロッパ車」という想いを込めた「Attractive(魅力的)」という単語に由来しているとも言われています。
「A」の後ろについた1から8までの数字は、数が大きくなるにつれてボディサイズやエンジンサイズがアップします。Audi A1がコンパクトなボディに排気量の小さいエンジンを積載したエントリーモデルであるのに対し、Audi A8はボディサイズもエンジンサイズも大きなハイエンドモデルとなります。

S/RS

 「A」モデルをベースとして、よりスポーティに進化させたモデル

「S」モデルをさらにスポーティに進化させたレーシングモデル

Sport

Audiのハイパフォーマンスモデルに冠された「S」は「Sport(スポーツ)」に由来し、「RS」は「Racing Sport(レーシングスポーツ)」に由来します。
SモデルはAモデルのボディをベースに、パワートレインやスタイリングをよりスポーティにグレードアップさせたスポーツモデル。そしてRSモデルは、Sモデルにさらに高度なチューニングを施し、スポーツカー並の性能に高めたハイパフォーマンスモデルです。

 Q

Audi独創のテクノロジー 「quattro®」を冠したSUVモデル

Q3

Audi Q3、Audi Q5、Audi Q7に冠された「Q」のモデル名は、Audiが誇るフルタイム4WDテクノロジー「quattro®」に由来します。路面の状況に応じて四輪それぞれに駆動力を最適に分配する「quattro®」は抜群の悪路走破性や走行安定性を誇り、その象徴としてAudiのSUV(Sport Utility Vehicle=スポーツ用多目的車)モデルの名称に冠されています。

 TT/R8

歴史的名車のDNAを継いだスポーツカー

TT

Audiの歴史において、多大なる活躍を遂げたモデル名を継いだAudi TTとAudi R8。
コンパクトスポーツモデルである「TT」は、イギリスにあるマン島という小島で開催される「Tourist Trophy Race(TTレース)」において、1960年代に数多の栄光を刻んだNSU*のスポーツカー「TT」の名を継いでいます。1995年にこの「TT」をモチーフにしたコンセプトモデルを発表し、その後に市販車として販売されました。
「R8」は世界最高峰の耐久レースであるルマン24時間レースで幾度もの勝利を獲得したレーシングカーに由来します。レースの勝者であり続けるために高められたAudi最高峰のテクノロジーを余すことなく搭載した究極のハイパフォーマンススポーツカー、それがAudi R8です。
*1969年にAudiにより吸収合併された自動車メーカー

 ボディ形状の呼び名に息づく、
Audiのデザイン哲学

design

Audiはモデル名だけでなく、ボディ形状にも独自の名称が採用されています。
Audiではステーションワゴンを「Avant」と呼びます。それはAvantの形状が、一般的にステーションワゴンと呼ばれるような単なる荷物運搬用車両ではない、というAudiの設計思想に起因するものです。Avantはフランス語で「前に」という意味であり、Audiではその実用性の高いボディ形状にAudi独自のデザイン哲学と最先端技術を両立させたフォルムをつくりあげてきました。
またAudiでは、4ドアクーペを「Sportback」と呼びます。「Sportback」は、美しいクーペフォルムをもちながらも、上質なゆとりと快適性が息づいた居住空間を有し、実用性と機能性を兼ね備えたモデルにのみ付与される名称です。高い技術力とデザイン力により、このすべての要件を満たすモデルをつくりあげています。
既成概念にとらわれることなく、先進技術によって新たな価値を生み出していくAudi。ボディタイプの名称ひとつをとっても、かつてより綿々と受け継がれてきた「Vorsprung durch Technik」を感じていただけると思います。