トレンドセッター

お世話になっております。

 

今日のタイトル「トレンドセッター」とは

一般的には“流行を仕掛ける人”という意味ですが、

私どもがかかわる自動車のデザインや機能においても「トレンド」があり

メーカー・ブランド問わず流行があります。

今日は車のトレンドについてほんの少し取り上げたいと思います。

 

先ずはドアミラーに内蔵されたターンシグナル。

これは私の記憶ではメルセデス・ベンツが市販車に初めて採用したはずだったかと・・・

(調べてみると1998年にSクラスで初採用されたようです)

今ではかなりのメーカーで採用されており、その被視認性からも

既に当たり前化していますね。

ターンシグナル絡みで続いては俗に「流れるウィンカー」と呼ばれるもの。

これはもう、Audiが元祖、トレンドセッターでしょう。

調べてみると2010年の先代A8から初採用されており、

Audiでは「ダイナミックターンインディケーター」と呼称しています。

内から外に、曲がる方向へ流れるように点灯します。

最近ではレクサスやトヨタ車も採用していますが、

呼称は異なり「シーケンシャルターンシグナル」とのことです。

これも非視認性の向上に貢献しますし、

さりげなくカッコいいまさに「ライティングデザイン」。

以前から、車好きな人がドレスアップのひとつとしてされていますが、

ここ数年で、メーカー純正でも増えつつあるのが、

フロントグリル、モデルバッジやテールパイプのブラック塗装仕上げ。

特にスポーツモデルのハイエンドグレードや限定車に設定されることが多いのですが、

トランクリッドに張り付けられたモデルバッジがメッキからグロスブラックに

変更されています。

特にこのメーカーはいち早く純正に取り入れていますね。

このメーカーも。リアのモデルバッジがブラックにペイント。

あっ!肝心なものを忘れておりました。

マルチカラーアンビエントライトを。

もともと、単色のアンビエントライトを採用しているメーカーはありましたが、

現在のように色とりどり、かつ光のラインになったようなものは

記憶の限りメルセデス・ベンツが現行Sクラスで採用してからではなかったかと・・・

今ではこぞってフルモデルチェンジする新型車には採用されていますね。

写真はNew A8なのですが、とっても鮮やかです。

もちろん、夜間のガラスへの映り込みを嫌う方もおられるかと思います。

明るさは調整可能でございます。

 

最後に・・・

ドアロック・アンロックのアンサーバックで光のアニメーションを描く機能。

New A7、New A8からアウディで採用されたものです。

動画の0:18部分をご覧下さい。

Audi Deutschland YouTubeチャンネルより

愛車が光で表現する挨拶のようで、なんとも美しいです。

ショールームの展示車でもご覧いただけます。

アウディがトレンドセッターとなり、流行りますでしょうか?

 

他にもまだまだデザイン面や機能面で(48Vバッテリーとか)トレンドはありますが、

今回はこのあたりで失礼致します。